港のスペクタクル

万国のものや人が溢れかえる「港」。

それは、境界を越えて価値観が融合し・混濁し、別のものに変わってしまう<交流のための最古のプラットフォーム>かもしれない。そんな港町を漂流していると、いつの間にか世界中のあちこちと繋がってしまう。人間がつくりだした多様さに遭遇するこのワクワク感を、最大化して日常の傍らにおいてみたい。

技術革新によって、僕たちのコミュニケーションは、物理的な距離を越えた<新しい親密圏>を生み出そうとしている。東京の路地裏とベルリンの街角が、すぐそばで繋がる感覚。那須高原の空気をふと、空の向こうに感じる感覚。この新しい距離感が、画一化・グローバリゼーションのためではなく、個を生かす新しいプラットフォームを生み出していく予感を今、多くの人が共有している。

この世界中のものや人の境界が混濁する港・ヨコハマで、「現在」という時代が持つ意味を、生きていくことの豊かさを、日常からの最大限の跳躍を、きちんと確かめておきたいと思う。もちろん、2011という年だからこそ。

ドリフターズ・インターナショナル 藤原徹平 中村茜 金森香

 

開催概要

国境もジャンルも超えたスペクタクルな体験が横浜で巻き起こる
港のスペクタクル -Enjoy with low electricity-

NPO法人ドリフターズ・インターナショナルでは、2011年夏から秋にかけて、ジャンルミックスなアートの祭典「港のスペクタクル -Enjoy with low electricity-」を開催いたします!横浜の街を独自の視点で捉え、街角をつかった移動映画祭、サイレントフィルム×音楽ライブ、中華街レストランでのダンス公演、帆船日本丸でのファッションショーなど、オリジナリティ溢れるイベントをジャンルの垣根を越えてお届けします。ガイド&ツアーも用意し、横浜を遊び倒す新感覚のツーリズムイベントです。

当イベントは、現代アート国際展の草分けとして2001年にはじまり、今年2011年に4回目を迎える「横浜トリエンナーレ」にあわせて開催されます。過去3回で100万人以上を動員し、今回はさらに地域に密着し市民にひらかれたプログラムを展開する「ヨコハマトリエンナーレ2011」に共鳴し、横浜の魅力を立体的に掘り起こしていきます!

正式名称 港のスペクタクル-Enjoy with low electricity-
開催期間 2011年8月10日 (水) キックオフ / 11月2日 (水) クロージング
開催場所 横浜マザーポートエリア
横浜美術館、KAAT神奈川芸術劇場、帆船日本丸、中華街同発新館、シネマ・ジャック&ベティなど
主催 港のスペクタクル2011実行委員会、NPO法人ドリフターズ・インターナショナル
 

港のスペクタクル2011実行委員会

実行委員長 藤原徹平 (フジワラテッペイアーキテクツラボ / NPO法人ドリフターズ・インターナショナル)
企画・広報 金森香 (シアタープロダクツ / NPO法人ドリフターズ・インターナショナル)
中村茜 (precog / NPO法人ドリフターズ・インターナショナル)
制作チーム 麻上しおり、伊藤孝仁、上杉新、玉木裕希、兵藤茉衣、藤末萌、布施昌二、森純平
広報デザイン 白本由佳
WEBデザイン 石黒宇宙 (gm projects)
広報協力 増崎真帆
企画協力 梶原俊幸 (エデュイットジャパン / シネマ・ジャック&ベティ)
原田紗和子 (チャンチキトルネエド)
山崎真央 (gm projects / AKICHI RECORDS)
会場協力 横浜美術館シネマ・ジャック&ベティ中華菜館 同發帆船日本丸
企画 NPO法人ドリフターズ・インターナショナルprecoggm projectsTHEATRE PRODUCTSチャンチキトルネエド